田中龍作ジャーナル | 未来の党・嘉田代表本人のものではない談話が届いた 誰が分裂を画策しているのか

 今朝8時半頃、未来の党嘉田由紀子代表談話と称するFAXが届いた。要約すると内容は次のとおりだ―

 (旧生活系議員から出された)「小沢一郎議員を共同代表に」とする提案は受け入れられない。(嘉田代表が提出した)「嘉田・阿部共同代表案」は撤回しない。

 まるで妥協の余地はなく「旧生活」に全面戦争を仕掛けるような文章だ。それにしても論旨明快な嘉田さんにしては分かりにくい文章である。悪文だ。本人が書いた文章なのか? 読んでいて首をひねった。

 ご丁寧に「未来の党」のロゴが左肩に入っている。だが、党の事務方に確かめると、「ウチからは送っていない」とのことだった。発信元の電話番号は隠している。
  
 事務方の“鑑定”によると、内容に事実と違う箇所があるそうだ。「そもそも
両院議員総会にしてほしい』と言ったのは嘉田さん。それなのに談話(FAX)では『幹事会が主催する両院議員との懇談会』となっている」。事務方も首をひねった。

 要は昨夕(24日)の会合に出席していない人物が書いた文章なのである。嘉田代表本人が書いていれば、こんな矛盾は起きないはずだ。

http://tanakaryusaku.jp/2012/12/0006299