震災後、70倍の最大54ベクレル 県がちりの放射能測定(福島民友ニュース)

 県は13日、楢葉町繁岡、富岡町富岡、大熊町大野の3カ所の昨年1月から6月までの空気中のちりの放射能測定結果を示した。放射性物質からのベータ線の放出量は1立方メートル当たりで、震災前0.78ベクレルが最大だったのに対し、震災後は、震災前の約70倍となる54ベクレルと大きく上回った。
 県によると、東京電力福島第1原発事故で、放出された放射性セシウムベータ線を出していることが影響したとみられる。一方、放射性物質からのアルファ線の放出量は、震災前の平均値の範囲内だった。福島第1原発事故で放出された放射性物質の影響が大きいことを数値上でもあらためて裏付けた格好だ。
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