大飯原発の最新の情勢

以下、転送します。
とにかく大飯原発の再稼働だけは止めましょう!
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こんばんは!まき@京田辺です。

おおい町議会が、今月14日に再稼働を容認したことはご存知かと思いますが、下記のお便りは、おおい町に足を運び、住民の皆様一人一人のお考えを尋ね歩かれた方のご報告です。
許可をいただきご紹介させていただきます。娘の学校の保護者さんの御一人で大先輩。
シェアさせてください。

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この記事を読んでやるせなくなったのは、町議員が町民の気持ちをまるで汲んでくれていなかったこと。

経産省を呼んでの町の住民説明会では、おおいの人々からは慎重な意見や不安の声が圧倒的に多かったんです。
おおいの人たちは福島事故を経て、
ようやく胸の内を明かす勇気を持ち始めたのです。
その時の様子は、以前にも投稿しました。

なのにそれを、
「議会に寄せられた意見ではない」の理由で参考に留めるにしたというのです。
・・・信じられない。

中日新聞にはこうあります。
「『住民の意見では、経済や雇用の問題もあり、再稼働に前向きな声が多かった』などと、各議員が個人的な意見を披歴する姿が目立った。」

私たちがおおい町を1件1件を訪問して、少しずつ信頼関係を積み上げていく中で、お一人おひとりの思いをたずね歩いたことは以前に投稿しました。

みなさんが複雑な思いを抱えていて、
アンケートで一番多かったのは「福島事故のようにならないか不安だ」という思いだったのです。

なかでも
中学生の女の子が「わたしも答えていいですか?」と言ってから選んだ項目は、「子や孫の将来が心配」でした。
中学生の娘さんまでが自分の後に続く者を案じているんです。

報道は大切なことを伝えていないし、
議会も行政もそこに向き合ってはいない。

激しい反対運動の後、何十年も原発と共にあるおおい町ですが、町の人々の思いはいつだって置き去りでした。
今回の議会判断を見れば、福島事故のあとでさえもその体質をまったく変えていないことがわかります。
残念でなりません。

そして昨日21日、福井県原子力安全専門委員会がありました。

この日で委員会は結論をまとめてしまうかもしれず、そうなれば即、
おおい町長が「再稼働容認判断」を出す可能性もあると心配していましたが、委員から多くの質問が出て、
簡単にまとめる状況にはならなかったようです。

それも踏まえ、おおい町長が昨日の取材で「月内判断は難しい」と答えています。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120521000103


おおい原発の再稼働問題はかたときも気を許すことのできない状況にあります。

咲きそろっていた赤いつつじ
五月晴れの空に雄大に揺れていた端午ののぼり
冷えたジュースをくれたおばあさん
なわとびをしていた子ども

あのうつくしい集落に暮らす人々は
今、どんな思いでいるのでしょうか